膀胱（ぼうこう）がんの全摘手術およびリハビリのために長期休養していたキャスターの小倉智昭（７１）が、７日放送のフジテレビ系情報番組「とくダネ！」（月～金曜、前８・００）で復帰することが５日、分かった。

　小倉は同局を通じ「多くの皆さまにご心配をおかけしましたが、今後も元気でうるさい『とくダネ！』の小倉智昭でいたいと思います」とコメント。新年初仕事に燃えている。

　当初予定より１カ月も早い復帰。術例から復帰は早くても２月と見られていたが、「予想以上に快復が早く、がんの転移、感染症や腸閉塞（へいそく）の恐れもないため、医師が仕事への復帰も可能と判断してくれた」と経緯を明かした。

　約１カ月の入院生活を経て先月２０日に退院しており、「日常生活に不便もなく、外出も今まで通りです」と、既に“平常運転”だという。今後も新膀胱の排尿コントロールのためにリハビリが必須で、「仕事をしながら努力するつもりです」と仕事とリハビリの“二刀流”を掲げた。

　小倉は１６年５月に膀胱がんを公表。膀胱を温存し、免疫療法などで治療を続けていたが、昨夏、血尿が出るなどの症状が出たことから、医師の勧めで膀胱摘出を決意した。全摘手術とリハビリのため、１１月２７日から同番組を休養していた。

　小倉は入院中も同番組やブログで近況を報告。手術翌日に廊下を歩くなど順調な回復を知らせつつ、「油断することなく、リハビリに励みたい」と“復帰”に強い意欲を示していた。