史上最年少10歳プロ棋士誕生!仲邑菫、囲碁に天才少女現る

 囲碁の日本棋院が5日、都内で、小学校4年生の仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)が4月1日付でプロ入りすることを発表した。10歳0カ月でのプロ入りは藤沢里菜女流本因坊(20)の11歳6カ月を更新する最年少記録。新設された小学生までの採用制度「英才特別推薦棋士」の第1号となる。

 会見した菫さんは、はにかみながらあいさつし、「中学生の間にタイトルを取りたい」と意気込んだ。

 父は日本棋院関西総本部所属の仲邑信也九段(45)、母は元囲碁インストラクターの幸さん(38)。3歳で囲碁を始め、14年に5歳で関西アマ女流囲碁名人戦Bクラスを制した。昨年4月から韓国に短期留学、研究生リーグで腕を磨いた。

 12月には新制度の適用試験として張栩名人(38)と対局。ハンディ付きながら引き分けた。名人は「9歳でこの強さというのは衝撃的。恐ろしかった」と感嘆。井山裕太五冠(29)の小学生時代にも対局したが「年齢を考えると井山さんの上を行く」と絶賛した。

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