元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が８日放送のフジテレビ系バラエティー特番「訳あり人の駆け込み寺　～明日は我が身～」（後９・００）でＭＣを担当。歯に衣（きぬ）着せぬキャラクターで現代社会の問題やリアルな現実に喝を入れ、進行の西尾由佳理アナウンサーから絶賛される。

　弁護士事務所や美容整形外科など現代の“駆け込み寺”に救いを求める人々に密着取材し、駆け込む人・助ける人それぞれが織り成す人間ドラマについて、出演者が独自の意見を展開。昨年８月の第１回放送に続く第２回目にしてゴールデンタイムに進出した。

　妻からＤＶ、モラハラを受けているという男性や、悪徳芸能事務所にだまされたと主張する地下アイドル、仕事の失敗を何とかしたいリフォーム業の男性ら、さまざまな“訳あり人”が登場。“駆け込み寺”を経て人生が変わっていく様子を赤裸々に明かしている。

　収録を終えた西尾アナは「最近、世間では暴走ぎみの一茂さんが話題になっていますけど、本当に良いことをおっしゃるんです。勉強になりました」と称賛。これには一茂も「西やんだけだよ、そんな風に言ってくれるのは。うちの女房はそんなこと言ってくれないから…」とこぼし「これから自分のことは自分でプロテクトしていかなきゃいけないなと改めて思ったので、同じような思いになってくれる視聴者の方がいると、大変うれしく思います」と自分の身に置き換えていた。

　もっとも印象的だった“駆け込み寺”のケースを問われると「悪徳芸能事務所にだまされたアイドルの子を助けた弁護士。俺は弁護士をいろいろ知っているけど、ああいう弁護士はいない。今度あの弁護士に頼もうかな」と意味深発言。進行の西尾アナが「何をそんなに抱えているんですか？」と尋ねると、一茂は「個人経営者としては弁護士、医者、会計士とかいろいろ知っとかなきゃいけないの！」と力説していた。