靴職人の花田優一氏が９日、フジテレビ系「バイキング」に生出演。靴の受注に関するトラブルについて、改めて、オーダーメイドの靴の制作は時間がかかると説明。その理由に、おぎやはぎの矢作兼は「芸術家に注文してるようなもんだな」と本音をもらした。

　番組では、靴の受注に関して商品が届かないというクレームや、連絡を取ろうとしても逃げ回っているなどと報じられていることを優一氏にぶつけた。

　優一氏は事実と違う報道には抗議文を送ったとしたが、坂上忍からは「事実通り（のクレーム）もあったんでしょ？」とツッコミも。優一氏は「事実通りのこととかじゃなくて、１人でやっているのでお客様の顔とかも覚えているので、こういうエピソードはこのお客様かなとかは分かる。一番困るのは、それが事実でなかったとしてもそれが原因で他のお客様が不安になるのが一番ダメなことなので、その対応としてお客様一人一人に対応してる」と、クレームが事実かどうかではなく、風評被害を懸念しているとした。

　昨年１２月に行われた展示受注会では、これまでの反省も生かし納期などもしっかり決めて、注文数も絞ったと説明。「待つことに対する価値観が皆無に等しい時代。でも靴は凄く時間かかって、１年２年待つことはあること」と語り、改めてオーダーメイドの靴を作る事は時間が必要であると理解を求めた。

　ラサール石井は「今これだけ受注きているから、これぐらいお待ち頂くことになりますが、いいですか？っていうのは…」と客側へどう説明しているかを質問したが、優一氏は「なんていうんですかね、テレビに出ると、瞬間、思いついたことを発するまでのイマジネーションと形になるまでの時間がすごく短いじゃないですか。靴は思ってから完成するまですごい時間がかかるので、簡単に思いついた、出来たっていう世界じゃないんですね」と持論を展開。

　この回答に矢作は「芸術家だ。芸術家に注文してるようなもんだ」とコメント。これに坂上は「またそういう意地悪言い始める」とたしなめていた。