市原悦子さん声の代役に黒田こらん「是非やりたい」と熱望も叶わず…
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12日に亡くなった女優・市原悦子さん(享年82)が“天の声”として声の出演を果たす予定だった手塚治虫氏生誕90周年記念舞台「悪魔と天使」(19日からKAAT神奈川芸術劇場)について、黒田こらんが代役を務めることが14日、決まった。黒田は今作で小坂徳子役を演じており、二役を務める。
市原さんは「是非、作品の中の“天の声”はやりたい」と熱望し、自宅の稽古場で録音する予定だったが、昨年12月中旬に盲腸で入院。年明けの1月7日に声を収録予定だったが、5日から体調を崩してかなわなかった。
市原さんとは何度も朗読やドラマで一緒に仕事をしてきた脚本・演出担当のモトイキシゲキ氏は「このようなことになってしまい、とても残念に感じております。改めて市原悦子さんの生前のご功績を偲び、慎んで哀悼の意を表しますとともに、出演者、スタッフ一同と共に公演に向けて尽力して参ります」とコメントしている。