宝塚歌劇団・小川理事長 トップスターの“条件”語る
105周年を迎えた宝塚歌劇団の小川友次理事長が15日、兵庫の同劇団で年頭会見で、“温故創作”をテーマに掲げた。
昨年は動員数277万人を記録し、過去最高となった。小川理事長は「100周年から好調が続いている。こんなときだからこそ『温故知新』ではなく『温故創作』で。節目の年なので、110周年に向けて大切な年になる」と語った。現在、宝塚大劇場で上演中の星組公演「霧深きエルベのほとり」も1963年に初演され、今回36年ぶり5回目の上演中。「まさに『温故創作』。トップの紅ゆずるだからこそできた作品」と相好を崩した。
また2020年の東京五輪や25年の大阪万博を見据え「最高の品質を作っていかないと。1970年の万博のときは、演出も担当した。今回も協力しないと」と言及した。
さらに“生徒力”の大切さをあげ、「トップには技量はもちろん、人間力・品格が問われる。(抜擢された生徒は)先輩にもリスペクトしないと」と“トップの条件”をあげていた。