純烈が会見 「犯罪者ではないが、それに近い」元メンバー友井氏の不祥事に
過去の交際女性とのトラブルが報じられた元メンバー友井雄亮氏が芸能界を引退したことを受け、ムード歌謡グループ・純烈のメンバーが15日、都内で会見した。
冒頭、リーダーの酒井一圭が被害者、関係者、ファンに謝罪。「今回、友井雄亮の引退につきまして事実関係を確認したところ、本人がお伝えしたように記事の通りと。我々としても同じ思い、引退するしかないと結論になりました」と語った。
事実を聞いた際の心境について、酒井は「うそであってほしい。うそであれば何か考えようと思ったが、(友井が)一個一個、首を縦に振る。やっぱり『お前ちょっとこれは…無理だよ』と。だから、そのときに一緒に純烈はできないと思った。とんでもないことをしているぞ…」
白川は「うそであってほしいと思ったが、本当だった。残念でした」と沈痛の面持ち。後上は「真っ白な気持ちになった。一個一個説明する友井の表情、確かめているリーダーの表情を見て、事実なんだと残念な気持ちになり、脱退、引退する方向に進んでいくんだなと思いました」と語った。
小田井は涙で声を詰まらせ「何とか5人でやる方向はないと模索したが、心身共に傷ついている女性がいると発覚した段階で、犯罪者ではないが、それに近い。それくらいひどいことをしたという思いが強くなった」と振り返った。
友井氏は週刊誌の報道で2014年ごろから交際していたA子さんへの暴力や、その後の恋人・B子さんの貯金の3000万円使い込み、度重なる浮気などが判明。11日に行った会見で、友井氏は女性に対して「殴ったり蹴ったり」のDVを繰り返していたことを明かすなど、一連の報道が事実と認め、グループの脱退と芸能界引退を表明した。
悲願だった紅白歌合戦の初出場から10日あまりで発覚した不祥事。すでに友井氏を除くメンバー4人でテレビ収録に臨むなど、新体制で再スタートを切っている。
1月24日の明治座公演では、ファンの前で初めて4人での歌唱を披露する。