阪神・淡路大震災から17日で24年 追悼行事半減…次の時代へ「つなぐ」
6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から17日で24年となり、平成最後の追悼行事が行われる。
兵庫県伊丹市の昆陽池公園では16日午後、住民が犠牲者と同じ数のろうそくに火をともして黙とう。同県宝塚市の武庫川の中州には、石を積んでかたどった「生」の文字がライトアップされた。
被災者やボランティアの高齢化により県内の追悼行事は減少傾向にある。市民団体の集計では、今年1月に開かれる行事は53件で、震災20年の節目だった2015年からほぼ半減。神戸市では震災後に採用された職員が全体の56%となり、教訓を若い世代に伝えるための試行錯誤が続く。
「1・17のつどい」が開かれる神戸市の東遊園地では17日、発生時刻の午前5時46分に合わせ、「1・17」の形に並べた竹灯籠の周りで黙とうがささげられる。