「トイレの神様」植村花菜 2年前から夫と長男と米国暮らし 故郷への思い
「トイレの神様」のヒットで知られる兵庫県川西市出身の歌手・Ka-Naこと植村花菜(36)が、阪神・淡路大震災から24年が経過した17日、神戸市で行われた「神戸国際防災フェスティバル2019 避難訓練コンサート」に出演した。
ステージで1995年当時を「小学校6年生でした。家の中はたんすや食器棚が倒れて、色んなものが割れて」と回顧。「電気水道ガスも2週間くらい止まり、寒い夜に駅前で給水車を何時間も待つ生活をしました」と振り返った。約2年前から夫と長男と米国で暮らしており「久々に日本に帰ってきて実家にいると、家族が近くにいるって、こんなにありがたいことなんだなと感じます」と故郷への思いを語った。
2013年1月、ジャズドラマー・清水勇博と結婚し、15年1月27日に第1子男児を出産。16年末に家族でニューヨークに移住している。
この日は東日本大震災後に被災地に向けて作った応援ソング「ひまわり」や、代表曲「トイレの神様」(2010年)などを披露。「災害は避けられないですが、皆で防災について学び、今後に生かせたら」と呼びかけた。終演時には1600人の観客と地震発生を想定した避難訓練を行った。