三浦大知“天覧唱”天皇陛下作詞、皇后さま作曲の琉歌を在位記念式典で披露
歌手の三浦大知(31)が、2月24日に東京・隼町の国立劇場で開催される天皇陛下在位30年記念式典で歌を披露することが17日、分かった。三浦が歌うのは、天皇陛下が作詞、皇后さまが作曲された琉歌(沖縄の歌)「歌声の響」。三浦は「選んでいただいた事、両陛下の想いから生まれたとても大切な一曲を歌わせていただける事、本当に光栄です」と感激の思いを表現した。
両陛下にとっては最後の在位記念式典。三浦が、想像を超える大役を担うことになった-。この日、政府は、皇位継承に伴う一連の儀式の詳細を検討する「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)の第3回会合を官邸で開き、記念式典の詳細を決定。式典の参列者約1700人の前で三浦が歌唱すること、女優の波乃久里子(71)が両陛下の歌を朗読することなどを発表した。
今回三浦が歌うのはただの楽曲ではない。天皇陛下が作詞、皇后さまが作曲された琉歌「歌声の響」。両陛下の沖縄への思いを込めた楽曲の歌い手として、沖縄出身であり、卓越した歌唱力を持つ三浦に白羽の矢が立った形だ。
これまで、在位10年記念式典ではX JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)が、自身が作曲し、ピアノ演奏で奉祝曲「Anniversary」を披露。在位20年記念式典ではEXILEが秋元康氏(60)作詞、岩代太郎氏(53)作曲の「太陽の花」を歌唱していたが、両陛下が手がけた楽曲を歌う三浦には大きなプレッシャーもかかりそうだ。
三浦は所属事務所を通じてコメントを発表。「天皇陛下御在位30年のお祝いの心と感謝をもって、この楽曲に込められた素晴らしさやメッセージが、聴いてくださった皆さまに届くよう全身全霊で歌わせていただきます」と魂の歌唱を約束した。