タレント・堺正章（７２）、俳優・高橋克典（５４）、渡辺謙（５９）らが所属する芸能事務所「ケイダッシュ」グループの新年会が１８日、都内で行われ、熱烈な虎党として知られる渡辺は、阪神の矢野耀大新監督（５０）に魅せる野球を熱望した。

　昨年は最下位に沈んだ阪神だが、渡辺は「今年は楽しみが増えましたよ」と悲観せず。「もちろん勝ってほしいですが、戦うものでもエンターテインメントですから。どうやってお客さんを喜ばせようか、ということにエネルギーをかける監督ですからね」と、ファンを魅了するような野球を期待した。

　復活Ｖへのキーマンには中谷将大外野手（２６）を「いいキャンプを過ごして、目覚めてほしい」と指名。生え抜き大砲の覚醒に、チーム浮上を託す構えだ。投手陣についてはあまり心配していないようで、ＦＡでオリックスから移籍してきた西勇輝（２８）と、中日から来たオネルキ・ガルシア（２９）に全幅の信頼を寄せていた。

　今年は７～８月に、主演のブロードウェイミュージカル「王様と私」（東京・東急シアターオーブ）の日本公演を控えており、シーズンの真っ盛りは日本で過ごす形となる。

　トニー賞を受賞した舞台の凱旋公演でもあり、今年の「軸」と位置づけているだけに「素晴らしいカンパニーを日本の方に見ていただくことができます」と、感慨深げに語っていた。