元阪神・嶋尾康史演出の舞台を阪神・和田豊氏と原作・黒川博行氏が絶賛
元阪神投手で俳優の嶋尾康史(50)が演出を担当した舞台「上代裂(じょうだいぎれ)」(デイリースポーツ後援)が19日、大阪市・スタジオACTで上演され、阪神・和田豊テクニカルアドバイザー(56)や「後妻業」などで知られる原作の直木賞作家・黒川博行氏(69)が観劇した。
和田氏は「現役を一緒にやった仲間が、違う世界で頑張っているのを見ると力になる。野球もそうだが、舞台も全員が気持ちを一つにして作らないといい作品はできない。勉強になりました」と絶賛。さらに「(嶋尾は)マウンドで熱い男だった。舞台稽古も見たい」とほめると、嶋尾は「和田さんの前では稽古できません。大先輩ですから。次は和田さん演出でどうですか」と照れた。
また「原作の世界観を崩しているから、黒川さんが来られるというのでビビっていたんですよ」と肩をすくめると、黒川氏は「好きにやってもらっていいんです。話の中に書いた人物が、リアルに劇中で演じられているのは面白い」とお墨付きを与えた。
舞台は20日も上演。2月20~24日は東京・赤坂RED/THEATERで上演される。嶋尾は「セリフはオール関西弁ですし、関西の魂を東京にぶち込みたい」と東京公演にも力を込めた。