１６日に発表された芥川賞に「平成くん、さようなら」でノミネートされていたが落選した社会学者の古市憲寿氏がフジテレビ系「ワイドナショー」にＶＴＲ出演し、落ち込んだ様子を見せた。

　連絡を受けた古市氏は「ダメだった。残念」と笑顔で話したが、その後のＶＴＲはレギュラーコメンテーターのダウンタウン・松本人志が「泣いてるようにも…」、「衝撃映像やな、これ」と指摘したように、落ち込みが見て取れるもの。

　古市氏は「みんな取れるみたいな感じだったよね、何か。まわりがみんな取れるって言ってたのにな。ノミネート決まってからみんながおめでとうとか言ってくれて、頑張ってねとか言ってくれてアイドルになった気分だった。アイドルみたいにみんなが応援してくれて。そっか、アイドルってこんな気分なんだなあっていうのを味わえた１カ月ではありました」と、候補期間の気分を説明。

　「本当はね、１回で取れるのが良かったのかもしんないけど、他の人もね、何回かノミネートされてる人だし、なんかまた書くテーマがあって書けたらなあってことは思ってます。狙ってもらえるもんじゃないと思うんですけど、小説はこれからも書きたいテーマいくつかあって、それを書いていこうと僕は思ってるんで、それがまたそうやって候補になったらうれしいし、こうやってお祭りができたらなと思っています」と、小説を継続して執筆する意欲を見せた。

　映像を見たスタジオでは、東野幸治が「かなり落ち込んでます」、長嶋一茂が「けっこうすぐクシャってなるよね、古市君ってね、ショック受けるとね」、「ホントはナーバスな子なのかな」と、古市氏を心配していた。