中国の「偽ウルトラマン」 係争中なのに新作上映
「ウルトラマン」が登場する映画を無許可で作り上映したとして、円谷プロダクション(東京)が著作権侵害で訴えていた中国広東省の企業が、係争中にもかかわらず、新たに続編の映画を中国で公開したことが23日までに分かった。円谷プロは「当社の合法的権利を守るため、あらゆる法的措置を講じる」としている。
中国企業は「広州藍弧文化伝播」で、続編の映画は18日から上海や広州など中国各地の映画館で上映が始まった。同社は日本国外でウルトラマンの利用権を持つ会社から許可を受けたとしている。
広州藍弧文化伝播は2017年に前作の映画を公開。円谷プロが18年に著作権侵害の訴えを上海の裁判所に起こし、今月10日から審理が始まっていた。