板垣李光人 週末に輝く…天才精神科医役とライダー悪役
俳優の板垣李光人(いたがき・りひと=16)が、わずか12時間でまったく異なる2つの難役を演じ分け、話題を呼んでいる。
BSテレ東「神酒クリニックで乾杯を」(土曜、後9・00)では32歳の天才精神科医役。土曜の夜に実年齢の2倍の役で三浦貴大(33)や安藤政信(43)ら一回り以上も上の演技派と渡り合ったかと思えば、日曜の朝にはテレビ朝日系「仮面ライダージオウ」(日曜、前9・00)で未来からやってきた謎の悪役集団「タイムジャッカー」の1人・ウールを演じる。
2つの顔を見せる16歳は、「(『神酒-』は)モニターを見たみなさんが『32歳に見えるよ』と言って下さって、よかったです。(『ライダー』の現場は)まだふわふわした感じです」と、中性的なルックスに涼しい眼差しで話した。
2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」では吉田松陰の幼少期を演じ、長州藩藩主役だった北大路欣也(75)と1対1のシーンを経験した。「お芝居の強さをじかに感じ、本当にすごいと思いました。撮影の後に『君は将来、いい役者になるよ』と言っていただいたことが、励みになっています」。名前の「りひと」は、ドイツ語で「光」の意味。新星の輝きが、週末にまぶしく光っている。