米倉涼子 CHICAGOで女優業20年の集大成「後悔ないように振り切りたい」
女優の米倉涼子(43)が主演ミュージカル「CHICAGO」(7月1~14日、米ニューヨーク・アンバサダー劇場)で、3度目のブロードウェー公演に挑むことが24日までに分かった。主人公・ロキシー役で、2012、17年に次ぐニューヨーク上陸。8月には日本での凱旋公演もすでに決定しており、今後は「CHICAGOでアジアツアー」と“世界制覇”に狙いを定めた。
99年6月に“女優宣言”した米倉。女優業20年の集大成を、3度目のブロードウェー公演でド派手に見せる。
「CHICAGO」は、1920年代の米シカゴを舞台に、スターを夢見るロキシーが、事件や争いに巻き込まれながらもたくましくのし上がる物語。初演から22年を迎えるロングラン作品で、今回は12、17年の米倉のステージに魅せられた製作側からのラブコールで再々演が決まった。
17年の公演は、日本女優史上初となる主演作品のブロードウェー再演だった。2年ぶりの“記録更新”となるステージに「ブランクがあるので、(共演者の)足を引っ張らないようにしなくちゃ」と不安をのぞかせつつも、「自分がほれ込んでつかめた唯一の仕事なので感動的です」と喜んでいる。
激しいダンスに全編英語という難関ステージ。本場でスポットライトを浴びるために、仕事の合間を縫って、5回もニューヨークを訪れ、同舞台を鑑賞したという。7月の夢舞台に向け、過去の公演の映像で復習することから稽古をスタート。久しぶりの舞台で「忘れているところも所々」というが、「シカゴだけはまだ負けたくない」と意欲をみなぎらせている。
本格的な女優デビューから今年で20年。“アニバーサリーステージ”には「後悔のないように振り切りたいです!」と思いをぶつける。さらに、8月には日本での凱旋公演も決定。「今後はアジアツアーとかもやれたらいいですね」。日本発、ニューヨーク経由でアジアも制覇とワールドワイドな活躍を誓った。