NGT劇場公演再開 支配人が開演前に謝罪、詳細は語らずもファンから「頑張れ!」
NGT48の研究生公演「PARTYが始まるよ~研究生の息吹を感じて!~」が25日、新潟市のNGT48劇場で行われた。メンバーの山口真帆(23)の暴行被害騒動が明らかになり、今月11日から劇場公演が中止となっていたが、この日から再開。14日から新支配人に就任した早川麻依子氏(44)が、開演前にファンに向けてあいさつし、現状の説明と謝罪を行った。正規メンバーによる公演は「2月をメドに」再開する意向も明かした。
黒のスーツ姿で登場した早川氏は、「このたびは、皆さまを始め、県民の皆さまや世間の皆さまを大変お騒がせし、申し訳ございませんでした。そして、山口真帆をはじめ、メンバーのみんなにたくさんの不安を与えてしまい、皆さまにご心配をお掛けしたことを、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
騒動の現状については、「山口真帆に関して連日たくさんの報道がされておりますが、今、1つ1つ事実確認を行っております。そのような状況の中、私の方から憶測で何かを申し上げますと、メンバーのプライバシーや将来に関わることになるので、発言は差し控えさせていただいております」と、明言は避けた。
騒動検証のための第三者委員会についても言及。すでに人選は終えており、週明けにも正式に発表すること、調査結果は公表することを明かした。また、当面すべて研究生公演に切り替えられている劇場公演に関しては、「正規メンバーの公演は、メンバーの状況や周りの状況を見極めつつ、2月をメドに再開できたらと思っております」とした。
ところどころ、言葉に詰まりながら、早川氏は「いろいろ本当にお騒がせして、申し訳なく思っております。県民の皆さまやファンの皆さまの期待に応えられるよう、信頼をまた取り戻せるよう、みんなでまた日々まい進していきたいと思います。今後もNGT48をよろしくお願いいたします」と締めくくり、「ふーっ」と大きく息をついた。会場のファンからは、拍手とともに「頑張れ!」という声援も飛んだ。
早川氏がファンの前に姿を見せるのは初、騒動以来、地元・新潟でファンに向けての説明などが行われたのも初めて。
山口は今月9日、自身のツイッターで「先月、公演が終わり帰宅時に男2人に襲われました。暴行罪で逮捕されましたがもう釈放されてしまいました」などと記述。前日の8日にも、動画配信サイトで、「今回私は助かったけど、殺されたらどうするんだろうと思う」などと涙ながらに語り、騒動が明るみになった。
その後、当時の支配人だった今村悦朗氏(59)は、AKBグループの運営会社であるAKSの取締役室に異動。混乱を避けるために劇場公演は行われていなかった。山口は、10日にNGT48劇場で行われた劇場オープン3周年記念公演に出演し、騒動について謝罪したが、その後は、NGTが出演するイベントにも出演していない。