NGT劇場公演再開 早川新支配人謝罪も…ファン不完全燃焼「何も進まない」
昨年12月にメンバーの山口真帆(23)が、新潟市内の自宅で男に手で口を押さえられる暴行被害騒動が発生したNGT48の劇場公演が25日、新潟市のNGT48劇場で再開された。開演前には、14日から新支配人に就任した早川麻依子氏(44)がファンに向けて現状を説明し、謝罪。騒動の詳細についてはこれまで同様、明かさなかったが、客席からは拍手と「頑張れ!」などの応援の声も飛んだ。
騒動発生から1カ月半、発覚から半月、地元ファンに向け、運営側からの謝罪が、ようやくなされた。
14日に新支配人に就任したばかりの早川氏は「このたびは県民の皆さまや世間の皆さまを大変お騒がせし、申し訳ございませんでした」と謝罪。「山口真帆をはじめ、メンバーのみんなにたくさんの不安を与えてしまい、皆さまにご心配をお掛けした」とメンバーの心境も慮った。
それでも、騒動の詳細は「憶測で申し上げますと、メンバーのプライバシーや将来に関わる」と明かさず。騒動検証のための第三者委員会について来週始めに正式発表を行うことが発表されたのみだった。
劇場公演も、正規メンバーの公演は、心身に不調を訴えたメンバーが続出したため、中止のまま。この日から31日までの全公演は研究生公演に振り替えられ、正規メンバーの公演は2月をメドに復活するという。
地元行政も、早期の問題解決を望んでいる。この日は新潟市の中原八一市長(59)が、定例会見でNGTの騒動に言及。市のイベント等には変わらず起用する方針を示しつつ、運営側の対応の遅さが騒動を大きくしたと指摘した。
早川氏のあいさつに“新生・NGT48”を待ち望む会場からは、拍手とともに「頑張れ!」という声援が飛んだ。だが、終演後はデイリースポーツの取材に「やはり、前任者が出てきてきちんと話さないと、何も進まない」(仙台市の50代男性)と語るなど、不完全燃焼の状態が続くファンも多い。