映画「十二人の死にたい子どもたち」の公開記念舞台あいさつが２６日、都内で行われ、女優・杉咲花（２１）、黒島結菜（２１）、橋本環奈（１９）、俳優の北村匠海（２１）、高杉真宙（２２）らが出席した。

　見知らぬ十二人の未成年たちが、集団安楽死を求め廃病院に集まる密室サスペンス。若手俳優たちの演技がぶつかりあった現場では、４０分の長回しでの撮影も行われたといい、杉咲は「この映画を通して、忍耐強くなりましたね。４０分間カメラが回り続けているということで、緊張感がずっと続きました。カットが掛かった瞬間は『うわぁ』って脱力で…」と振り返った。

　今作品に「１２人がそれぞれ死にたいといって集まる映画ですが、みんなとの出会いによって怒りや悲しみ、苦しみがそれぞれの中であふれ出てきて。みんなとお芝居させて頂いて、すごく自分が生きてるって感じがして、実は生きるパワーをもらえる作品になっているんじゃないかと思いました」とＰＲした。

　また、十二人のうちのひとり、新田真剣佑（２２）はインフルエンザのため欠席。「この映画を見て楽しんで頂ければうれしいです」とメッセージが寄せられた。