活動休止発表の嵐、一問一答 大野「嵐で良かった」…最後まで笑っていよう

 嵐が、2020年末での無期限活動休止を表明した。午後8時から都内のジャニーズ事務所で行われた記者会見は1時間20分以上に及んだ。メンバー5人は立った状態で、自らの思いを、真剣に、ときに笑顔をまじえ語った。以下はメンバーとの一問一答。

   ◇     ◇

 -「自由な生活がしてみたい」という言葉の真意は

 大野「具体的に何がしたいかというのは、決まっていることはないんですけど…。この世界を一度離れてみて、今まで見たことのない景色を見てみたいというか。普通の生活を、この世界に入って経験していないなという思いもあって」

 -活動休止を考えたきっかけは

 大野「だいたい3年ぐらい前からそういう気持ち、思いが芽生えてどんどん強くなっていった。(15周年の)ハワイ公演が終わってちょっとたって、仕事をする中で、自分の気持ちに変化が表れてきてしまった」

 -2021年は、大野さんは芸能活動を休むことになるか

 大野「そういうことですね。一回ちょっと自分を見つめ直す期間というか、立ち止まってみようかなと。お仕事に関してはお休みですね」

 -解散ではないか

 松本「解散ではありません」

 -活動休止の申し出を聞いて、それぞれどう思ったか

 二宮「衝撃でした。僕らは4人でも6人でも嵐ではないと思っているし、嵐という世界の中で価値の基準で戦っていたグループなので。5人でないと100%のパフォーマンスができないだろうと。リーダーの気持ちを尊重しての決め方です」

 櫻井「相談というニュアンスより、ある程度意思が固まってることなんだろうなと解釈しました。誰か1人の思いで嵐の将来を決めるのも難しいし、他の何人かの思いで1人の人生を縛ることはできない。どれだけ時間をかけても、全員が納得する着地点を探さなきゃいけないと」

 松本「メンバーの強い意思があって、初めてグループというのは続けられるとずっと思っていた。大変だと思うことも正直ありました。自分たちがいい形であるうちに、グループを閉めることを考えたこともありましたし、メンバーに話したこともありました。だから、聞いた時に僕は驚きはしませんでした」

 相葉「初めて聞いた時はひっくり返りましたね。話し合いを続けていく中で、ちょっとでも同じ方向を向いていないリーダーをずっと付き合わせるのは違うなと思いました」

 -溝があったわけではない

 相葉「そういうことではないですね。話し合いも何度もしたし、20年という月日で、1人1人の絆は強くなっています」

 大野「最終的に期限というか、2020年までと決まった時に、メンバーに『最後まで笑っていよう』と言われた時は、ヤバかったですね…。『なんて人たちだろう』と。嵐で良かったな、とか…。言葉にならなかったですね」

 -事務所の先輩に相談は

 大野「今回は5人で決めましたね」

 -2020年までと決めた理由は

 櫻井「時間をかけて、たくさんの方に感謝を伝えていきたい。テレビ局、スポンサーさん、お世話になってるスタッフの方は数え切れないぐらいいるので、ご説明をし、納得いただけるように行動していきたい」

 -ジャニーさんにはどう報告を

 大野「ジャニーさんは、『僕が決められることでもないと思うし、みんなで決めるものだと思う』と。『20年という年月、本当によく頑張ってくれた、ありがとう』という言葉をいただきました」

 -活動休止は無責任では

 櫻井「我々からの誠意は、2年近くの、感謝の思いを伝えていく期間を設定したこと」

 -矢面に立つのが大野さんばかりになってしまうのでは

 二宮「リーダーが矢面に立って悪者に見えているのだとしたら、我々の力不足だと思います」

 -十分に鋭気を養ったら、また嵐を巻き起こせるか

 相葉「リーダーが同じ方向を向いてくれたら巻き起こす、でいいんだよね」

 大野「巻き起こしちゃいます!」

 -大野さんはどういう存在か

 松本「リーダーだけじゃなくて、家族とも違うし、友達とも違うし…、それ以上なんじゃないですかね」

 相葉「このメンバーじゃなかったら20年できなかったよね」

 -発表を終えての気持ちは

 大野「いまだに実感はないですけど、あと2年の中で、自分の中で覚悟を決めて全うしなきゃなというのが現状ですね」

 相葉「本当にずっとそわそわしていて。落ち着かない感じはしていたんですけど。決められた時間を全力で、後悔しないように」

 松本「誠心誠意、皆さんに思いを伝えた上で、これから5人で走り抜きたいということですかね」

 櫻井「この日が来なければいいな、という思いと、昨年の6月に決めた決断なので、やっと伝えられるなという、複雑な思いです」

 二宮「いままで通り、『らしく』、2年間はやっていきたいと思います。あれがそうだった、これがそうだったと後日談で繋げていくよりも、今、今と今の瞬間をみんなで共有していきたいと思ったので、今になりました」

 -同じ方向を再度向けたら、復活もあり得る

 大野「お休みをする中で、僕自身も所属という形なので、ビジュアルだったり、体形だったりはキープしていこうと思っています。テレビに出なくなって、急に老け込んだりするじゃないですか。正直、それは怖いので4人以上に気をつけて休もうと思っています。もし5人で再会した時に、なんだあいつとなるのが嫌だなあと思うので」

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