司会で活躍、歌手でも高視聴率の嵐 寂しい「顔」のなくなる紅白
人気グループ・嵐が、2020年12月31日をもって活動休止することが27日、分かった。5人は同日夜、都内のジャニーズ事務所で会見。休止に至った経緯として、リーダーの大野智(38)が芸能活動を休止することで、グループとしても活動を止めることとなったと説明した。1999年にCDデビューし、今年は20周年。節目の年に明らかになったメンバーの電撃決断に、列島に衝撃が走った。
嵐の5人は、2010年代においてNHK「紅白歌合戦」の“顔”を務めてきた。10年から14年まで、5人で白組の司会を担当。16年には相葉、17年には二宮、18年には櫻井と、直近3年は“ソロ”で白組司会を務めてきた。
ファンや視聴者の間では、19年と20年は、残った松本と大野が司会を務めるのは既定路線とみられている。20年末のグループの活動休止まで、紅白はあと2回。20年大みそかに大野が司会を務め、“嵐コンプリート”という見方もできるが、局やグループの判断は?ファンや視聴者は、気をもむことになりそうだ。
5人は歌手としてももちろん、平成紅白を盛り上げてきた立役者だ。09年に初出場してから18年末まで10年連続出場。14、16、18年に白組のトリを務め、16、18年は大トリとして、1年を歌い納める大役を担ってきた。
番組の瞬間最高視聴率も5人の登場とともにアップするなど、貢献してきた嵐。21年に迎える“嵐の去った紅白”が、寂しいものになるのは、間違いない。