たけし 「第二のたけし」コンテストで元オフィス北野所属芸人を選ぶ
「第二のたけし」を発掘するコンテスト「ビートたけし杯 漫才日本一」が28日、東京・浅草の東洋館で行われ、決勝に進出した10組の中から「マッハスピード豪速球」がグランプリに輝き、同祭の実行委員会名誉顧問のビートたけし(72)から表彰状と賞金目録が授与された。
2人は千葉県野田市出身のガン太(34)と岐阜県多治見市出身の坂巻裕哉(36)のコンビ。現在はフリーだが元はたけしと同じオフィス北野に所属していた。たけしは「選ぶつもりはなかったんだけどな。ああ、水道橋の運転手してたヤツ。きょうの客に受けただけかもしれない。同じことを繰り返さないように」とアドバイスを送り、東スポ映画祭の芸能部門新人賞も与えると公言した。
たけしは離婚をネタにしたギャグで賞金30万円の1割のキックバックを要求。「離婚も近いからな。何億円も稼いだのに」とぼやいてみせたが、関東の漫才の復興には意欲を見せ「江戸弁というのが落語では残っているけど、漫才はなくなってきている。テレビの漫才の時間が短くなった悪い面が出てきた。ネットで7~8分できる番組を作ってくれないかな」と真剣に訴えた。