熱狂的ボクシングファン!香川照之が観戦5万試合の中で1番震えた試合

 熱狂的ボクシングファンとして知られる俳優の香川照之(53)が28日、TBS系「1番だけが知っている」(月曜、後10・00)に出演。これまで「4万から5万試合」観戦してきたという香川が生涯で1番震えた試合を明かした。

 「すげえなって試合はいっぱいある」と言いながらも、香川が選んだのは“カンムリワシ”こと具志堅用高氏(63)が世界王座を奪取した一戦。1976年10月10日、山梨学院大学体育館で行われたWBA世界ジュニアフライ級タイトルマッチだった。

 当時21歳の具志堅氏が挑んだ王者は“リトル・フォアマン”の異名を持つ強打のファン・ホセ・グスマン(ドミニカ共和国)。これがプロ9戦目で、強豪との対戦もなかった具志堅氏に勝ち目はないと見られた試合だったが、強打にひるむことなく真っ向勝負。下馬評を覆す7回KO勝利で列島を衝撃に包み、当時の日本最短記録となるデビュー9戦目での世界王座奪取を実現した。その後、具志堅氏は現在も破られていない日本記録、世界王座13連続防衛を果たすことになる。

 香川は試合のVTRを見ながら印象的なシーンを解説。グスマンのすさまじい空振りを見て「これだけで飯が食える」などとマニアックに解説した。勝利を見届けると「最高!背筋がぐっとくる。ヒーロー誕生ですよ!」と興奮気味に語った。

 さらには最高のKOシーンとして具志堅氏7度目の防衛戦となるリゴベルト・マルカノ(ベネズエラ)戦でのワンツーを、身振りをまじえて再現。2試合だけでは物足りない様子で、スタジオに具志堅氏が登場すると、当時のジュニアフライ級の世界記録となる12連続防衛に成功したマルチン・バルガス(チリ)も振り返った。

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