戦隊ヒーロー×仮面ライダー、舞台で夢のタッグ 二大ヒーローOBが6月W主演
俳優の飯島寛騎(22)と鈴木勝吾(29)が舞台「ちょっと今から仕事やめてくる」(6月13~23日、東京・CBGKシブゲキ!!)でW主演を務める事が30日、分かった。福士蒼汰が主演し、17年に公開した同名映画を初舞台化する。W主演を務める2人は「仮面ライダーエグゼイド」(飯島)、「侍戦隊シンケンジャー」(鈴木)出身。ライダーと戦隊ヒーローがタッグを組み、新元号の舞台で“共闘”する。
「ちょっと今から-」は、北川恵海氏による同名ベストセラー小説が原作。17年に主演・福士蒼汰×工藤阿須加で映画化もされた話題作を初舞台化する。
ブラック企業で精神をすり減らす青山隆(飯島)が、事故に遭う直前にヤマモト(鈴木)と名乗る謎の男に救われ、事態が好転していくヒューマンドラマ。「長時間労働」「パワハラ」など近年の社会問題をテーマに、ユーモアをまじえ、「生きる意味」などを問う。
改元後の舞台上で演技の火花を散らすのは、平成の子供たちを鼓舞した二大“人気ヒーローOB”だ。飯島は、16~17年に放送された「仮面ライダーエグゼイド」に出演。鈴木は「-シンケンジャー」(09年)でシンケングリーンを演じた。飯島が「いいライバルとして熱意をぶつけていきたい」と挑戦状をたたきつければ、鈴木は「世代も離れているけど、2人でタッグを組んで頑張りたい」と共闘を求めた。
2人はヒーロー卒業後、舞台で研さんを積んできた。飯島は現在「男劇団 青山表参道X」のメンバーとして活動中。今作は個人として舞台初主演となり「プレッシャーもあるけど、自分の持っている力を振り絞りたい」と気合を込める。一方の鈴木も、これまで「ミュージカル 薄桜鬼」(12年)など30本以上の舞台に出演。「飯島君には、稽古始まったらいろいろアドバイスしてあげたい」と先輩としての貫禄をのぞかせた。
稽古は5月からスタートする。「稽古前に会うチャンスがあれば会いたい。温泉旅行とか行っちゃう?」と提案する鈴木に。飯島も「行っちゃいましょう。ついて行きます先輩!」と快諾。ガッチリと手を組み、舞台成功という勝利をつかむ。