犬山紙子氏、少子化担当相は「育児されてないのでは…」子連れ出勤推進に疑問
コラムニストの犬山紙子氏が1日、日本テレビ系「スッキリ」で、政府が子連れ出勤を推進していることに「小さい子供がいたらほぼ仕事はできない」と自身の体験から語り、宮腰光寛少子化担当大臣へ「多分、育児されてないんじゃないかと感じる」と述べた。
番組では、政府は子連れ出勤を推進していることについて、視聴者へ賛成か反対かのリモコンアンケートを実施した。1月に宮腰少子化担当大臣が茨城県内のメーカーを訪れ、子連れ出勤を視察した映像も放送。その際、宮腰大臣は子連れ出勤について、企業の規模に関わらず、新しい施設整備もいらないことから、「これならどこでも取り組める」などと後押ししていくコメントも発している。
この「子連れ出勤」制度について、自身も現在2歳児を育てている犬山氏は「なし」の札を掲げた。「選択肢が増えることは賛成なんですけど、私、多分、宮腰さん、育児されてないんじゃないかと感じていて…」と指摘。その理由について「小さい子がいながら仕事…。ほぼ仕事できないですよ。今、2歳の子供がいて、赤ちゃん育てながらやってましたけど、子供見ながら原稿はまず無理でした」と実体験をもとに主張。子供と一緒に仕事が出来る人や環境は「本当に限られたケースのみ」とした。
子連れ出勤を推進するならば「小規模保育やシッターさん、別の方法から入れて頂いて」と主張していた。
一方、MCの加藤浩次は「あり」。託児所や保育園を増やすなどの環境整備を進めるのは当然とした上で「その中でもう一個(選択肢が)あってもいいんじゃない?どの状況もあってもいいんじゃない?という意味で」と選択肢が増えるという意味で「あり」だとした。
犬山氏は「子供連れて仕事、本当に難しいです」と訴えたが、加藤は「難しいで終わってたら、話は終わる。それができる環境ができたら良くないですか?」と訴え、子連れ出勤をきっかけにシッターを導入する、みんなで面倒を見るなど「それぞれの会社で個別の考えが出て来る。それでいいと思う」と持論を展開していた。