「噂の真相」元編集長・岡留氏死去 71歳、04年の休刊後は那覇に移住
反権力、反権威の姿勢を掲げ、政界から芸能ゴシップまで幅広い話題を扱った雑誌「噂の真相」の元編集長、岡留安則(おかどめ・やすのり)さんが1月31日午前、肺がんのため那覇市内の病院で死去した。71歳。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開く。
1979年に「噂の真相」を創刊。虚偽の記事で推理作家和久峻三(わく・しゅんぞう)さんらの名誉を傷つけたとして、名誉毀損(きそん)の罪で95年に在宅起訴され、後に有罪が確定した。
99年には当時の東京高検検事長の女性スキャンダルをスクープし、辞任のきっかけをつくった。2004年3月に「噂の真相」を休刊後は、那覇市に移住し、ブログなどで発信していた。