氷川9・6誕生日に演歌史上初大阪城ホール単独公演 武道館に続き“西の聖地”へ
歌手・氷川きよし(41)がデビュー丸19年となった2日、中野サンプラザで、全国ツアー東京公演を行い、誕生日の9月6日には20周年記念コンサートの追加公演として、大阪城ホールで演歌歌手史上初となる単独公演を開催することを発表した。コンサートでは、20年目突入のメモリアルステージで、両A面の新曲「最上の船頭/大丈夫」(3月12日発売)を初披露するなど、23曲を熱唱した。
20周年の“キックオフ”を華麗に飾った。大天使を模した純白衣装で降臨し「皆さんのおかげでハタチになれました」と感謝。2000年2月2日リリースのデビュー曲「箱根八里の半次郎」など主軸の演歌から、カバー曲「ヨイトマケの唄」まで、変幻自在の歌声を響かせた。
新曲「大丈夫」では、指でOKサインを作る振り付けをファン2200人とそろえ、会場が一体に。「自分で言えば流行らないから、自然に広がれば。ダサかわいい感じで」と、DA PUMP「U.S.A.」の“いいねダンス”のように“OKダンス”も老若男女に浸透することを願った。
デビュー20周年記念コンサートを7月11、12日に東京・日本武道館で行うが、大阪城ホールでの追加公演を発表した。1983年のオープン以来、関西を代表する大ホールとして、多くのロック歌手やアイドルがライブを開催。東の武道館に対する“西の聖地”と親しまれている。
しかし、演歌歌手が単独公演を行ったことはなく、氷川が初めて。「1人なので心細いけど、大阪のオリジナル曲も作っていただきたい」と前人未到のステージを見すえた。
ライブのアンコールでは、昨年末のNHK紅白歌合戦で失敗した早着替えも成功した氷川。「羽ばたく」という意味を込めて、今ツアーの舞台セットは羽根をモチーフにした通り、大きな節目も通過点とばかりに、まだまだ高みを目指す。