「未来のミライ」米アニー賞 細田守監督アニメ映画、日本人初
アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる第46回アニー賞の発表・授賞式が2日(日本時間3日)、米ロサンゼルスで行われ、細田守監督(51)の「未来のミライ」が長編インディペンデント作品賞に輝いた。同賞は米国で千館未満の映画館で公開された作品が対象で、日本人監督作品の受賞は初めての快挙だ。
同作は4歳男児の成長を描いたファンタジー。作品で使われた山下達郎の曲が流れる中、舞台に上がった細田監督は「この作品は僕の子供がモデル。小さい子供と過ごすことは何て素晴らしいんだと思って映画にした」と笑顔で話した。
また、「こんなに小さな作品が世界を網羅する大きな賞をいただき、世界中の人と手をつなぐことができた、気持ちが通じ合えたということに驚きと感謝の気持ちでいっぱい」とのコメントを発表、妻子らに感謝した。
同作は24日(日本時間25日)発表の米アカデミー賞で、長編アニメーション賞にノミネートされている。