吉本新喜劇 内場勝則と辻本茂雄が座長勇退へ…60周年に世代交代
吉本新喜劇が4日、大阪市内で会見を開き、結成60周年を迎える3月1日に、世代交代とさらなる全国展開を進めるための新体制を発足させると発表した。現在の6座長制から、4座長と次期座長候補の4リーダーを加えた体制に移行。現座長の内場勝則と辻本茂雄は2月公演をもって座長を勇退し、ベテラン座員として支えていくことになった。
新体制は、小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍の4座長制。さらに今回、次期座長候補として清水けんじ、吉田裕、信濃岳夫、諸見里大介の4人がリーダーに就任することが決定した。
リーダーも座長代行を務め、吉本の専用劇場や地方公演を含め、同時に多数の公演を実施できる体制をとる。
最古参座長となった小籔は「築き上げてきた先輩方に感謝しながら、ええかげんなコメディーを真剣にやっていきます。どんどん若い世代にのびてきて欲しい」と語った。
積極的に各方面から新規座員を獲得したいとし「恐ろしい美男美女も必要ですので、ジュノンボーイを受ける方は併願で新喜劇を。スキャンダルを抱えていても大丈夫ですので、元ボクシングの会長さんもどうぞ」と笑わせた。
吉本新喜劇は1959年3月1日に当時のうめだ花月劇場オープンと同時に発足。現在は座員約110名の大所帯となっている。
99年から座長として新喜劇をけん引してきた内場勝則は「新体制おめでとうございます。今、スポーツなど若い人達の勢いが素晴らしいです。吉本新喜劇もエンターテイメントの世界も若い人が中心となった力が必要です!新年号元年の年にスタートする新体制の新喜劇、私には思いつかんかったなぁーというものを期待してます!」とコメントした。
同じく99年から座長をつとめた辻本茂雄は「新体制になり、これからはベテランとして吉本新喜劇を支えていきます。ライバルは島田一の介兄さんです!そして、自分自身のイベントでは、座長を務め吉本新喜劇をさらに盛り上げていきます!」とした。