観客席からキムタク “お忍び鑑賞”サプライズで驚かせた「こんな経験ない」
俳優の木村拓哉(46)が4日、都内で行われた主演映画「マスカレード・ホテル」大ヒット御礼舞台あいさつに登場した。上映開始から劇場に潜入して観客と一緒に鑑賞する、自身初のサプライズで会場をどよめかせた。
連続殺人事件を解明するためにホテルマンとなって潜入するエリート刑事・新田を演じた木村が、今度は客席に潜入した。舞台あいさつでは、名前が呼ばれ後方の扉にスポットライトがあたるものの、姿は見えない。待ちわびる観客の期待が高まる中、突如としてベージュのコートを着た男が客席後方から立ち上がり、マスクを外す。主演の予想外の登場に「エ~ッ」と声が上がると、「潜入させていただきました。お邪魔しました」と笑顔。パンフレットを見て観客らしさを演出するなどの努力が実り、無事に企画を成功に導いた。
抜群の知名度を誇る木村にとって、出演作の劇場鑑賞は「初めて」だった。ヒット作「HERO」(07、15年)も劇場では「見てない」と告白すると、「潜入は初めて。こんな経験ない」とリアルな反応や感想が聞ける貴重な機会に感謝した。
公開17日間で動員207万人、興行収入26億円突破と人気が続く作品とあって潜入した主演の耳には、「(上映時間が短く感じて)思ったよりあっという間だった」などとうれしい感想が聞こえてきた。観客から「続編があるか?」と質問も飛び、「お話自体は完結してませんよね。質問内容を東宝さんにぶつけます」。潜入ミッションを完遂した木村が、一層の手応えと共に第2弾に意欲を見せていた。