ユーミン 死ぬまで熱唱宣言「引退できない」“戦友”嵐の活動休止に理解&エール
シンガー・ソングライターの松任谷由実(65)が4日、新潟県・苗場プリンスホテルで39年連続開催となる冬の恒例ライブ「SURF&SNOW」をスタートさせた。ライブ前には取材に応じ、2020年末での活動休止を発表した嵐に理解を示しつつ、自身については「(活動休止は)バッタリ死ぬときですね。ユーミンからは引退できない」と宣言。昨年の「NHK紅白歌合戦」でサザンオールスターズの桑田佳祐(62)と濃厚なコラボをした際の秘話も明かした。
国民的グループの決断について聞かれ、ユーミンは「素晴らしいんじゃないかと思います。竹も節があるから伸びていく」と即答した。活動休止を、大きくなるための節目と捉え「充電して、さらに素晴らしいグループ、個になると思います」と支持した。
昨年4月に日本テレビ系「嵐にしやがれ」で共演し、年末も紅白で時間を共にした間柄。松本潤(35)とはプライベートでも親交があり、グループに「それぞれがすごくナチュラルで、ウイットに富んでいて、仲が良くてステキだなと思います」と好感を抱いているからこそのエールだ。
一方、自身は1972年のデビュー以降、半世紀近くを走り続けている。76年に結婚し「辞めた方がいいかなって1年半くらいくすぶっていた」と、引退を意識した時期もあったが続行。活動休止するアーティストに理解を示しつつ「続けてきた身としては、続けた方がいいと思いますけどね。再起動には5倍、10倍のエネルギーがいるので」と実感のこもった言葉を続けた。
39回目となる苗場では「大人の妄想」をテーマに代表曲「BLIZZARD」など23曲で1350人を魅了。昨年9月に始まったアリーナツアーの追加公演も発表した。昨年、持ち歌400曲以上のデジタル配信を解禁したことでファン層の広がりを感じており「2世代、3世代、超えられたって感覚があります。ユーミンからは引退できないですね」と、さらにユーミンワールドを拡張していく。