TBS宇垣アナ、ラジオで3月退社を発表 「この会社で愛されておりまして」葛藤も

 TBSの宇垣美里アナが5日、自身が出演するTBSラジオ「アフター6(シックス)ジャンクション」で、3月31日をもってTBSを退社することを発表した。

 番組はあえて何気ない気候の話題から入ったところで宇垣アナが「宇垣、辞っめまーす」と宣言。メーンパーソナリティーのRHYMESTER・宇多丸が「え~~~~~~~~~~~~~~~」と大げさに驚く、というコメディータッチなやりとりでスタートした。

 その後、宇垣アナが「皆さんに、お伝えできてなくて本当に心苦しかったんですけど。ようやく各所整理がつきまして。3月31日、3月末をもちましてTBSテレビを退社いたしまして、ちょっとパタパタと飛び立ってみようかなというふうに思っています」と説明した。

 宇垣アナは2014年入社。最近は「ひるおび」の火曜日、「サンデー・ジャポン」のリポートなどを担当していた。過去には「スーパーサッカーJ+」、「あさチャン!」などに出演していた。

 「5年間も同じところにいるので。私にしては本当に珍しいことで。(TBSは)それでもいたいと思うぐらい素敵な場所だったんですけど、特に今年からいろいろかわりまして。時間帯もそうですし、仕事の内容もそうですし。広がっていったし、お外の仕事もさせてもらうようになって。違う所にぴょっと出ていくともっといろんなことができるのかもしれない、っていうふうに思うようになって」と退社の理由を説明した。

 局内で居場所がなくなったのではないか、と指摘する報道があったと話した宇垣アナは「そんなことないぞと、私は意外とこの会社で愛されておりまして。本当にそう思っていて。いまだに、辞めると決めてから結構、たちましたけど、それでも『うん、どうしようかな。やっぱ、辞めるのやめようかな』って思うぐらい。もちろん決めたことだから辞めるんですけど」と残ろうか、という葛藤もあったと明かした。現在や過去に出演した番組関係者から気に掛けてもらっていることに感謝しつつ、「アナウンサーの先輩だって、どれほど私が(小林)豊さんや安住(紳一郎)さんに可愛がられているか。自慢したい。本当は。あまりいうとよくないから言わないけど」と、愛情を注がれていたと振り返った。

 奔放な、伸び伸びとしたトーク、宇多丸との掛け合いはいつもと変わらず、今後について宇多丸から「アメリカ横断空手武者修行」をするとネタ振りされると、「どうしても強くなりたいという思いが捨てきれなかった」と悪ノリする息の合ったやり取りを披露していた。

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