星組トップ娘役・綺咲愛里「最後まで相手役として全うしたい」トップ紅同時退団
宝塚歌劇団星組トップ娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)が6日、宝塚市の同劇団で退団会見を行った。トップスターの紅(くれない)ゆずると、10月13日の東京宝塚劇場『GOD OF STARS-食聖-/エクレール ブリアン』千秋楽での同時退団となるが「ずっとご一緒させていただきたかった」と同時退団に、晴れやかな笑顔を浮かべた。
同日、大阪市内のホテルで先に退団会見した紅からは「号泣してしまった」と電話で連絡を受けた。「だから私は気を確かに、泣かないようにと思って」と茶目っ気たっぷりな笑み。「私は紅さんに救われ、学ばせていただいた。ずっとご一緒にと」と、同時退団も就任時から考えていたことも明かした。
タカラヅカ屈指の美貌を誇る娘役だが、退団後は「まだ先のことは何も考えられない」とかぶりを振った。「あと半年ちょっとありますし、最後まで作品を大切にし、相手役として全うしたい」とコンビとしての疾走を誓った。
退団公演となる『GOD OF STARS-食聖-/エクレール ブリアン』の宝塚大劇場は7月12日~8月19日、東京宝塚劇場は9月6日~10月13日。