「シンドラーのリスト」主演俳優 黒人に「報復」発言で物議
映画「シンドラーのリスト」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」に主演した俳優リーアム・ニーソン(66)が約40年前、友人が性的暴行を受けたと知り「黒人のろくでなし」に「報復」を試みたと激白し、物議を醸している。ニーソンは自身の行動を「恥じている」と弁解しているが、「人種差別だ」と批判が相次いでいる。
英ニュースサイトのインディペンデントが4日に掲載したインタビュー記事で、友人が黒人に性的暴行を受けたと知って怒りに駆られたと回想。「黒人のろくでなし」がパブから出て来てけんかをふっかけてくることを期待し、こん棒を持って街を約1週間歩き回ったといい、「殺すため」だったと告白した。
ニーソンは「今思い返せば、私がやったことは恐ろしいこと」と説明。5日には米テレビ番組で「私は人種差別主義者ではない」と釈明したが、ネット上では黒人の命を軽視していると非難の声が続出。俳優業への影響も懸念されている。