八代亜紀、淡谷のり子さんに「嫌い」と言われた思い出…ドラマで審査員を理解
1970年代の名物オーディション番組「全日本歌謡選手権」をモチーフにした、日本テレビ系ドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」(2月22日、午後9時)に、「全日本-」でチャンピオンとなった五木ひろし、山本譲二、八代亜紀、天童よしみらが出演することが7日、分かった。
ドラマは70年代にタイムスリップしたヒロイン・小沢翼(土屋太鳳)らが歌手を目指し「全日本-」に出場するストーリー。ドラマには、かつて「全日本-」で10週勝ち抜いてチャンピオンとなり、スターへの道を切り開いた歌手が特別出演することになり、五木、八代、天童は審査員役で、山本は本人役で出演する。
五木は当時を「とにかくガチンコ勝負の番組。10週勝ち抜いた時は、その後3日間寝込みました。精も根も尽き果てて」と懐かしんだ。
八代も「10週間ずっと淡谷のり子先生に『嫌い』と言われ続けていました」と、楽しそうに振り返り「ですが今回ドラマで演じてみて、厳しいことを言っていても、それが審査員の立場から応援してくれていたのかなと思えました」と語った。
天童は「実力だけでは生きていけない芸能界で、歌の実力で打ち勝ってみせるという気持ちで挑む方が多かった番組。それがドラマ化されることが本当にうれしい」と語った。
山本は、チャンピオンとなった後、「みちのくひとり旅」がヒットするまでさらに6年を要したことを述懐し「辛いキャンペーンを続ける毎日でしたが、全日本歌謡選手権を10週勝ち抜いたという誇りだけで突き進み、苦労にも耐えることができました」と語った。