八千草薫 体調不良で「やすらぎの刻~道」ヒロイン降板 代役は風吹ジュン
女優の八千草薫(88)が体調不良のため、テレビ朝日系の連続ドラマ「やすらぎの刻~道」(4月スタート)で演じるヒロイン・しの役を降板することが8日、分かった。女優の風吹ジュン(66)が代役を務める。
同ドラマは2017年に放送された同局系の帯ドラマ「やすらぎの郷」の主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ「道」が、新たに映像化されていくという壮大な物語。八千草は「道」のヒロイン・しの役で出演予定だったが、体調不良を理由に静養する。菊村の妻・律子役で出演する風吹が、代わりにしの役を務める。
作品は前後半に分かれており、女優・清野菜名(24)が前半の「しの」を演じる。同局によると、八千草は晩年の「しの」を演じる予定だったため、撮影は始まっておらず撮り直しはなかったという。
ヒロイン役に比べて出演機会が少ないことから、前作「-郷」にも主要キャラクターとして登場していた“姫”こと九条摂子としては予定通り出演する。
八千草の所属事務所はこの日、体調不良の詳細については明らかにせず、今後、ホームページなどで八千草のコメントを掲載するか検討しているとした。
八千草は宝塚歌劇団に在籍中から映画「宮本武蔵」などで人気を博し、1957年に退団後は映画「田園に死す」、ドラマ「岸辺のアルバム」、舞台など幅広く活躍。近年も18年の舞台「黄昏」、ドラマ「執事西園寺の名推理」などで健在ぶりを示している。