女優・八千草薫（８８）が９日、今年に入って肝臓がんが見つかったため、今後、休養して治療に専念することを公表した。

　事務所のＨＰに「八千草薫からのお詫びとお知らせ」と題した文面を掲載し、明らかにした。

　文面で「一昨年の年末にすい臓に癌が見つかりまして、昨年１月に手術致しました。術後は順調で去年は連続ドラマと舞台に出演させて頂きました。ところが今年に入りまして肝臓にも見つかり」と経緯を説明した。

　そのうえで「主治医と相談しまして、この寒い季節と撮影期間の長い作品もありますので、今回は暫くお仕事をお休みさせて頂き、治療に専念することと致しました。つきましては既に決まっておりました幾つかの仕事を降板、辞退または役降板をさせて頂きました」と説明した。

　八千草はテレビ朝日系の連続ドラマ「やすらぎの刻～道」（４月スタート）で演じるヒロイン・しの役も降板することが明らかになっていた。

　文面で、関係者に謝罪の言葉を記したうえで、番組ファンに向け「また番組を楽しみにして頂いておりましたファンの皆様には体調を整えまして、より一層楽しんで頂ける作品に参加出来るように帰って参ります。どうかお許し下さいませ」とした。