くら寿司「ゴミ箱の魚」動画の従業員に、刑事・民事で法的処置へ…バカッターに一石
回転寿司チェーンのくら寿司のアルバイト店員が、食材を不衛生に取り扱う不適切動画をネット投稿した問題で、運営するくらコーポレーションが公式HPで、当該店員2人を退職処分としたうえで、刑事、民事での法的処置の準備に入ったと明らかにした。
公式HPに8日付で「くら寿司守口店における不適切行動をとった従業員2名について」と題した文面を掲載。「2月8日をもって雇用契約を終了し、退職処分としたと同時に、刑事、民事での法的処置の準備に入ったことをご報告いたします」とした。
同社はその「理由」として2点を併記。
1点目は「このような状況の中、ご来店いただき温かいお言葉をかけてくださるお客様、株主様、お取引先様に対し上場企業としての責任を果たし、全国で共に働く約33000人の従業員の信用回復の為」とした。
2点目は「多発する飲食店での不適切行動とその様子を撮影したSNSの投稿に対し、当社が一石を投じ、全国で起こる同様の事件の再発防止につなげ、抑止力とする為」とした。
今回のケースでは、動画は大阪府守口市の店舗で撮影され、アルバイト店員が食材の魚をごみ箱に捨てた後、ふざけてまな板にのせようとする姿が写っていた。同社は、問題の魚はその場で廃棄処分されており、客には提供されていないことは確認した、としている。