女優の安藤サクラ（３２）と俳優の柄本佑（３２）夫妻が１０日、都内で行われた「２０１８年　第９２回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式に出席した。安藤は映画「万引き家族」の好演で主演女優賞、柄本は「きみの鳥はうたえる」「素敵なダイナマイトスキャンダル」などの演技が評価され主演男優賞に輝いた。夫婦そろってのＷ受賞は「－ベスト・テン」の歴史で初めて。

　柄本は所用で式の途中で中座したが、昨年１０月２７日に亡くなった母・角替和枝さんをしのび「（受賞を）直接報告することはできませんでした。きょうは下に降りてきて、会場のどこかにいると思います」とコメント。

　安藤は柄本が中座する前に２人だけでマイクの前に立つと大泣き。同賞の表彰式には柄本の父・明（７０）と立った経験があり「（会場には）一緒に和枝さんもいたんですよ」と故人をしのんだ。

　安藤は現在放送中のＮＨＫの朝ドラ「まんぷく」でヒロインを務めている。