ヒロ・ムライ氏 グラミー賞最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞
「第61回グラミー賞」の発表・授賞式が10日(日本時間11日)、米・ロサンゼルスで行われ、映像作家のヒロ・ムライ氏が手掛けたチャイルディッシュ・ガンビーノのヒット曲「ディス・イズ・アメリカ」のミュージックビデオが最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞した。同曲はほかに、年間最優秀レコードを始めとする4部門に輝いた。
黄金に輝くトロフィーを手にしたムライ氏は「この受賞をとても感謝している。プロダクションクルー、そして私の両親にも」と支えてくれた人々へ感謝。
同曲は、銃乱射や人種差別が起こるアメリカを風刺したMVで話題になり、YouTubeでは4億8000万回の再生回数(11日現在)を記録。楽曲について「アメリカで起こっている悲劇だけを伝えたいわけではなく、そこには喜びも含まれて、全ての感情がビデオには含まれている」と説明した。
東京生まれLA育ちで「日本からもこのビデオやドラマへの感想やメッセージをたくさんもらって、自分の作品が日本にまで届いてうれしい」と母国に思いをはせながらも、世界最高峰の賞に大喜びだった。