青汁王子逮捕で馬主資格はどうなる? 昨夏、高額馬を次々落札
東京地検特捜部は12日、計約1億8千万円を脱税したとして、健康食品販売会社「メディアハーツ」(東京都渋谷区)の社長、三崎優太容疑者(29)を法人税法違反などの疑いで逮捕した。同容疑者といえば、主力商品「すっきりフルーツ青汁」が大ブレークしたことから“青汁王子”の異名を取る気鋭青年実業家。甘いルックスからメディアにもたびたび登場していた。
三崎容疑者は昨年JRA馬主資格を取得。同年7月には高額馬が取引されるセレクトセールの会場に、鮮やかなピンクのジャケット姿で登場し、「ベガスナイト17」(牡)を1億1000万円(税抜き)で落札するなど計4頭をゲット。購入総額は2億2400万円に達した。
今回の逮捕で馬主資格は一体どうなってしまうのか。
JRAは「個別のケースにはお答えしかねます」と前置きし、「逮捕されたから即、資格が取消になるというものではありません。日本中央競馬会施行規程にあるように、禁錮以上の刑が確定した場合に取消となります」と返答。過去の事例についても「お答えできません」とした。現時点で“青汁王子”は容疑を否認しているという。資格がどうこう以前に、長引くようなら馬主などやっている場合ではないだろう。
セレクトセール当日、「結構インパクトのある買い物でしたね。金持ちによるプライドの戦いという感じで、いい刺激になりました。まずは初勝利を。できれば重賞を勝ってほしい」と愛馬の活躍を期待していた同容疑者。早ければ今年初夏にもデビューする馬たちの今後が心配だ。