白川和子、田中絹代賞に「足が震えております」 かつてロマンポルノの女王
第73回毎日映画コンクールの表彰式が14日、神奈川・カルッツかわさきで開催され、女優の白川和子(71)が田中絹代賞を受賞した。
日活ロマンポルノ第1作「団地妻 昼下がりの情事」に主演した初期ロマンポルノを代表する女優で、長谷川和彦監督の「青春の殺人者」や今村昌平監督の「復讐するは我にあり」など日本映画史に残る名作にも出演してきた白川は、オープニングセレモニーで「足が震えております」と声も震わせながらあいさつ。
「まさか、素晴らしい大女優、昭和の映画史を飾られた田中絹代さんの賞をいただけるなんて、まだまだ信じられません」と、溝口健二監督の「西鶴一代女」や「雨月物語」、木下恵介監督の「楢山節考」などに主演した日本映画黄金期を代表する大女優の名を冠した賞に感激していた。