渡辺棋王、前夜イメトレも藤井七段に脱帽「少しでも対抗できるよう頑張る」

 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太七段(16)が16日、都内で行われた第12回朝日杯将棋オープン戦決勝で、渡辺明棋王(34)を128手で破り、羽生善治九段(48)に続く史上2人目の大会連覇を果たした。史上最年少での一般棋戦連覇となる。同棋戦は持ち時間各40分の早指し棋戦。自身と同じ中学生プロ棋士で、今期勝率8割超えと絶好調の渡辺との“最強決戦”に完勝した。

 2012年以来7年ぶり2度目の優勝を狙った渡辺棋王は、「昨日の夜から、藤井さんと当たるイメージトレーニングをしていた」と告白。将棋の内容には「中盤で全然ダメにしてしまって、決勝戦としては物足りなくなってしまって、申し訳ないです」と頭を下げた。藤井七段とは初対局で、予想外の完敗。「まだ16歳と若く、どんどん力を付けてくると思うので、少しでも対抗できるように頑張らなければいけない」と脱帽していた。

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