パニック障害の治療専念のため昨年１１月初旬から休養しているＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの岩橋玄樹（２２）が、サードシングル「君を待ってる」の発売（３月２０日）をもって、芸能活動を一部再開することが１７日、分かった。同日、公式ファンサイトで発表された。所属のジャニーズ事務所によると、岩橋は１月下旬から２月上旬にかけてレコーディングに参加。キンプリのメンバー６人が勢揃いしてのミュージックビデオ撮影も行った。

　完全復活への光明が差した。約３カ月間の休養を経て、岩橋が帰ってくる。この日、ジャニーズ事務所は報道各社へのＦＡＸを通じ、岩橋が芸能活動の一部を再開することを明らかにした。岩橋はすでに１月下旬から、シングル「君を－」のレコーディングに参加。ミュージックビデオの撮影にはキンプリが６人そろって臨んだという。

　岩橋はこの日、所属事務所を通じて「皆さまからのご声援を力に、現在、治療や課題に取り組んでおり、心身ともに快方に向かっております」と談話を発表。「活動を再開することができたのは、待っていてくださるファンの皆さまや関係者の皆さまのおかげと心から感謝しています」とのメッセージを寄せた。休養に入ってから約３カ月間は完全に仕事を離れていたが、年明けから復帰に向けて慎重に話し合いを重ねていたという。

　事務所はこの日、医師が岩橋について「段階を経て、心身の状態と仕事の内容を加味しながら、緩やかに活動を再開させることが岩橋の場合には最適」と判断したことを明かし、「一部制限が付く形ではございますが、活動を再開させていただくことといたしました」と活動を一部再開することへの経緯を説明した。

　５人で出場した昨年大みそかの紅白歌合戦では、メンバーの計らいで岩橋への思いを乗せ６色のスポットライトを照らすなど、もともと結束が強かったキンプリ。仲間の待望の復帰に絆をさらに深めているといい、関係者は「６人そろってキンプリという思いを、改めて強くしたようだ」と話した。岩橋は「５人でＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅを守り続けているメンバーの思いに応えるためにも、僕は必ずパニック障害を克服して戻ってきます」と決意を示した。

　しかし、焦りは禁物。今後は活動をセーブしつつ、主治医の診察や顧問医との面談を定期的に行いながら、完全復帰へ向けゆっくりとかじを切っていくことになる。「徐々に現場に戻っていく中で、改めて仕事ができる喜びを感じています。今は焦るときではないと一日一日を大切に過ごしていますので、完全に活動を再開するまでお待ち頂けると幸いです」と岩橋。カムバックへ、確かな第一歩を踏み出した。