菅田将暉、小野賢章ら協力“ラジオを知らない10代へ”「#このラジオがヤバい」
NHKと民放ラジオ101局が18日から「#このラジオがヤバい」というキャンペーンをスタートさせている。まだラジオに触れていない、ラジオを知らない10代をターゲットにSNSをきっかけにラジオの面白さを知ってもらおうというものだ。
ラジオ局側の狙いは、いわゆる“バズらせる”戦略にある。すでにラジオに親しんでいる人(リスナー)にSNS上で「好きなラジオ番組の感想」や、「その番組を勧めるポイント」を「#このラジオがヤバい」のハッシュタグをつけて投稿してもらい、それをラジオを普段聞かない人(ノンリスナー層)がラジオを知るきっかけにしてもらうというものだ。
公式ウェブサイトも稼働しており、各局各番組のパーソナリティーたちが、ラジオの魅力や好きな番組について語るインタビューが掲載されている。俳優の千葉雄大、菅田将暉、声優・俳優の小野賢章に徳井青空、南海キャンディーズの山里亮太、Da-iCEの工藤大輝らの熱い思いを読める。また、これ以外のパーソナリティー、制作スタッフの勧める「ラジオ3選」も多数投稿されている。
アプリでネット回線でラジオを聴ける「radiko.jp(ラジコ)」の普及、ネット配信の拡大など努力はしているが、ラジオ業界全体でリスナー層拡大は急務。TBSラジオは2カ月に1度の聴取率(テレビでいう視聴率)調査週間を「スペシャルウィーク」と呼ぶことを昨年12月からやめ、ラジコ経由のアクセスデータなどを用い、多角的にリスナー層の分析をすると三村孝成社長が公言している。
お笑いタレントはもちろん、歌手、声優、俳優、アナウンサーと多くのビッグネームたちがラジオではテレビとは違った顔を見せている。意外な発言をすることもある。“顧客”の新規開拓につながるかが注目される。