里見女流名人 林葉直子さんに並んだ最多10連覇! 将棋・第45期女流名人戦
将棋の第45期女流名人戦5番勝負第4局は18日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、先手の里見香奈女流名人(26)が87手で伊藤沙恵女流二段(25)を破り3勝1敗で防衛、女流タイトル戦で林葉直子さんの最多記録と並ぶ10連覇を達成した。
林葉さんは1991年の女流王将戦で樹立。人気女流棋士として活躍し、その後に日本将棋連盟を退会した。里見女流名人は2010年の5番勝負で、清水市代女流六段に勝ち、タイトルを奪取し、その後は10年間女流名人の座を守り続けてきた。これで女流王座、女流王将、倉敷藤花と合わせ、四冠を堅持した。
里見女流名人は島根県出雲市出身。04年、中学1年で女流棋士に。08年、16歳の若さで初タイトルを獲得し、13年には初の女流五冠を成し遂げるなど活躍。一方で、女流棋士と制度の異なるプロ棋士を目指し、11年に養成機関の奨励会に入会したが、18年春に年齢制限のため退会した。