女優・木村佳乃（４２）主演のフジテレビ系ドラマ「後妻業」（火曜、午後９・００）で１９日に放送される第５話は、女たちの本能がうごめく新たな展開にさしかかる。

　木村佳乃演じる主人公・小夜子を怪しみ、後妻業という本性を暴こうとするのが、木村多江演じる中瀬朋美。朋美は内縁の夫・司郎（長谷川朝晴）が職場の女性・絵美里（田中道子）と浮気しているのを発見し、怒りのあまり現場にあったソファを廃棄する。絵美里に対して「あなたって、なんでも人の物をもらいたがるのね」とたんかを切り、新たな女のバトルが勃発。一方で小夜子は新しいターゲットである笹島と見合いをし、資産家であることを知って後妻業としてのやる気をみなぎらせる。

　木村多江は田中との撮影を振り返り「朋美が小夜子（木村佳乃）と衝突するのは、互いに関係を作っていく友好的なものを感じるのですが、絵美里との衝突は“オンナ”を意識して最初から敵対心を抱くことから、心をわしづかみにされているような感覚」とし烈な女の争いを振り返った。

　絵美里を演じる田中は「絵美里のセリフは、朋美さんと司郎さんの関係にヒビを入れるものが多いので、二人の気持ちを逆なでするにはどうしたらいいか、いろいろなパターンを試行錯誤しました。司郎役の長谷川さんには、こういうセリフはあえてかわいく言ったほうが小悪魔感が出て男はつい従っちゃうんだよな、という男性目線の恋愛イロハも教えてもらうことができました」と撮影の裏話を明かした。司郎の優柔不断な性格については「とにかく隙が多すぎて困ったものだ…と、自分のパートナーになったらそれはそれで大変そうだなと思ってました」とライバル・朋美に対して同情する思いも吐露した。