春名風花、高校では「西村さん」だった 卒業を機にカミングアウト 学校の配慮に感謝
タレントで声優の春名風花が20日、ブログを更新し、今春、無事高校を卒業することを報告。実は高校生活では「西村」という名前で学校生活を送っていたと言い「まったくの別人としてふつ~~に学校生活を送っていたんですね」と、卒業を機にカミングアウトした。
春名は「僕は卒業に向けて一つだけカミングアウトしなければならないことがあります」と切り出し「実は僕は、春名風花ではない別の名前と別の人格で三年間高校生活を送っていたんです」と明かした。
春名風花という名前は「ガチガチの本名」だが、「ただでさえ目立つ本名で芸能活動をしていたため、学校生活で苦労することが多く、先生方が配慮してくださり、学生証の名前や、テストに書く名前などで違う名前を使えるようにしてくださったんです」と、学校側の配慮で別の名前で学生生活を過ごしていたという。
ただ卒業証書の名前だけは本名でなければいけないとのことで、担任から「卒業式で名前を呼ばれる時はどうしたい?」と意見を求められたという。春名は「このまま、どこにも存在しない偽の人格のまま学校を卒業していくのも何だかな~」と思い、卒業式だけは本名で出席することに決めた。
「個人的には長い長い舞台の幕が降りるようで、三年間使ったもうひとつの名前を捨てるには、なかなか、感慨深いものがあります。いや~長かった」としみじみ。配慮し続けてくれた学校側へ「高校の先生方が静かで平和で平凡な高校生活を送れるようにしてくださったこと、本当に感謝しかありません」とお礼もつづった。
ちなみに、学校生活での名前は「西村さん」であると明かし「あだ名はにしむーだよ!!」とニックネームも公表していた。
春名はツイッターでも、別名を使った理由について「僕の場合は小中学校に在籍確認のイタズラ電話などがあったこともあり、別名の利用が認められた」と説明、「名前のことで悩んでいる子は学校に相談してみてね」ともつぶやいている。