堀ちえみ 緩和ケアよぎるも娘の一言で生きると決意…予想もしなかった言葉
ステージ4の舌がんを公表したタレントの堀ちえみ(52)が22日、TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(後8・57)に出演し、緩和ケアを考えたものの、16歳の娘の言葉で生きると決意したことを改めて語った。堀が予想もしない言葉を娘は発したとしている。
堀は現在の夫と結婚8年目。7人の子供がいて、下の子供は18歳の息子、16歳の娘と番組で紹介された。自宅で一緒に暮らす2人にがんの告知を受けたことを伝えると、息子は「若いから乗り越えられるよ。大丈夫だよ」と懸命に堀を励ました。堀はその時を振り返り、「若いから進行するのががんなんですけど。パニックになって、それしか出てこなかった思うんですけど」と息子の優しい言葉に涙をぬぐった。
続けて娘が発した言葉は、堀が思いもしない一言だったという。娘は「可哀想だよ。せっかく何度も病気を治してきたのに。がんになって、お母さんが可哀想すぎる」と可哀想という言葉を繰り返した。
堀は「すごい泣かれました」と振り返った。「その時に初めて。子供の前で泣きませんでしたけれども…初めて『生きなければ』と思った。その時に初めて思った。子供達に可哀想だと思われたまま自分の人生を閉じるわけにはいかない。子供達のために生きなければ」と母親としての強い決意を持ったことを明かした。
堀は「舌のできものはどんどん大きくなり、体重もどれだけ甘い物を食べてもどんどん減っていく。話には聞いていたけど、すごい病気なんだなと思った」と、がんの怖さを語った。