笑福亭松之助さん死去 弟子・さんまへの愛情「こいつ、つこたって」
上方落語家の最年長で、タレント・明石家さんま(63)の師匠としても知られる笑福亭松之助(しょうふくてい・まつのすけ=本名・明石徳三)さんが22日午前3時すぎ、老衰のため、兵庫県西宮市内の病院で死去した。93歳だった。葬儀は近親者のみの家族葬で営まれ、後日、お別れ会を執り行う予定。松之助さんは神戸市生まれ。1948年に五代目笑福亭松鶴さんに入門した。話芸とともに、多才なタレントとしても名をはせた。
吉本興業文芸顧問を務める竹本浩三氏が、松之助さんの死を悼むとともに思い出を振り返った。
◇ ◇
松之助とは長い付き合いです。昭和34、35年ごろの出会いですから60年ほどですね。最後に会ったのは2年前です。吉本興業で会って、僕が「水泳頑張っとるか?」と聞いたら、「竹ちゃん。あかんわ。もう杖ついとんねん」と笑ってました。
松之助は落語家ですが、吉本新喜劇の脚本を書いていた時期もあったんです。僕が中心となって書いていて、僕があいている時に松之助が書いてました。演出の考え方の違いを巡って、どつきあいのけんかになったことも懐かしい。
けんかの原因は「男が女にふんするのはあかん」という考え方でした。当時の八田竹男社長の教えで「男が女役をやって笑いをとるなんて安易なことはするな」というものでした。ですから、私は桑原和男にもずっと男役をさせていたんです。しかし、松之助は自分が新喜劇に出る時は女にふんしていたので、プライドもあったんでしょうね。
さんまが弟子に来た時のことも覚えてます。松之助が「竹ちゃん、こいつ、つこたって」と。京都花月での新喜劇でさんまを使いました。せりふは無し、舞台を左から右に歩くだけの役でした。
長い付き合いやったなあ。安らかにお眠り下さい。
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